幸三レポート(2014年2月5日)

幸三レポート

 2014年2月5日

衆議院議員 山本幸三

 

本年は新年早々から外交づいています。まず一月六日から十日までミャンマーを訪問しました。私は、自民党日本・ミャンマー友好議員連盟の幹事長を務めていることから従来からミャンマーを度々訪れておりましたが、今回は衆議院の議連外交の一環として逢沢一郎氏を団長とする超党派五名で首都ネピドーを訪れ、テインセイン大統領他四名の大臣と会談し、日本・ミャンマー間の友好関係強化を確認いたしました。また、次の大統領と目されるトゥラ・シュエ・マン下院議長や上下両院の有力議員と会い、ミャンマー側にも議員連盟を作ってもらい、今後最低年一回、議員連盟同士の定期会合を開くことで合意しました。大きな成果を上げることができたと思っています。

 

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もう一つ、私が最も大切にしていることがあります。それは、ヤンゴンに在る日本人墓地を訪ね、先の大戦で亡くなられた方々のご冥福をお祈りすることです。古賀誠先生が遺族会の会長であられた時に、この墓地を整備され、毎年のように慰霊に訪れておられましたが、政界を去るに当り、私に「後は宜しく頼むぞ。」と託されたので、その責任を感じているのです。日本人墓地でお参りする度に、「こんな遠いところで散華された方々の思いを決して裏切ってはならない。」と決意を新たにします。必ず、立派な日本を作り上げなくてはならないと誓うのです。

 

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ミャンマー訪問に続いて二一、二二日両日、日米国会議員会議に参加いたしました。この会議は二五年前から始まり、通訳なしでお互いに率直に意見をぶつけ合う極めてユニークな会合で、私は二〇年前の当選以来、必ず出席するようにしています。五月の連休時には日本側からワシントンに出向き、一月には米側が東京にやってくるという形で、一〇年ほど前からは二日目は韓国の議員も入れて日米韓三ヵ国会議となります。

 

私が初めてこの会合に出た頃は、日米貿易摩擦華やかなりし時で、毎回「日本の市場は閉鎖的だ。」「いや、米側の努力が足りない。」などと激しくやりあったものです。しかし、その後一五年ほど前から日本がデフレに陥り経済が弱くなって米側が問題視することがなくなり、参加する米国側議員の数も激減していました。彼らの関心はすっかり中国に移ってしまっていたのです。

 

しかし一昨年来のアベノミクス効果によって日本経済が急回復する様相を見せ始め、逆に中国経済が陰り出したこともあって、米国側の議員の日本への関心が再び高まってきたそうで大変嬉しく思います。

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さて、会議に先立つ二〇日夜、歓迎夕食会が開かれ米側参加者(議員四名他二名)に加えてキャロライン・ケネディ大使も参加されました。折角、キャロライン大使が来られたので、私は取って置きの隠し芸を披露いたしました。それは、お父さんのジョン・F・ケネディ大統領の就任演説を空で真似することです。大学時代に英語の勉強と思って暗記していたのです。すると、キャロライン大使は大喜びして私のほっぺにキスしてくれました。大変な光栄でした。

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翌日からの会議では、TPPの問題が取り上げられましたが、驚いたことに米側は、民主党(ジム・マクダァーマット下院議員)も共和党(ジム・センセンブレナー下院議員)も口々に、「オバマ大統領やフロマン特別代表は、我々議会に対して何の報告も相談もない。我々だって利害関係者も抱え、言いたいことが山ほどある。こんなことでは、今年中にTPPが承認されることはありえない。中間選挙が終わって来年中にまとまれば良い方だ。」と言明していました。こうした米議会の実情は新聞紙上でも十分に報道されておらず、これでは日本の対応を誤りかねないと思い、私は早速安倍総理にメールでお伝えしておきました。

 

米国の国内政治ではオバマケアが上手くいくかどうか懸念があること、財政緊縮で科学技術予算が大幅に削減されていることからイノベーションをリードしてきた米国の競争力が失われつつあることなどの問題があることが明らかとなりました。

 

二日目の韓国を加えての会議では、安倍総理の靖国参拝に批判が集中しましたが、私から「首脳会談を拒否しておいて批判ばかりするのはおかしい。首脳会談で言いたいことを言えばよいではないか。」と反論すると、黙り込んでいました。全体的に、韓国側の姿勢は抑制的で、韓国内でも大統領のやり方に対して色々な意見があるように感じられました。

 

二日間の短い会議ではありましたが、親しい友として直接意見交換することがいかに大切であるかを改めて思い知らされることになりました。今後とも、こうした交友関係を深めて、国の行く末に誤りなきを期していきたいと思います。

 

(以上)