スノー米財務長官と懇談 (2003.9.1)

スノー米財務長官と懇談 (平成15年9月1日)

 スノー米財務長官が、中国訪問の前に日本に立ち寄り、自民党の経済問題に詳しい議員と是非懇談したいとの申し入れがあり、9月1日(月)、米大使館ナンバー2のリチャード・クリステンソン公使の公邸で朝食会が行われた。 日本側の出席者は、私の外は、麻生太郎政調会長、金子一義衆議院議員、塩崎恭久衆議院議員、近藤剛参議院議員だけという限られたメンバーによるものであった。まず、スノー財務長官から、「米国経済は順調に回復している。日本経済・金融システム改革の状況について話が聞きたい」旨の導入があり、それぞれが簡単なコメントをした後、議論となった。私から、「日本経済がデフレ不況から抜け出せないのでいるのは、日銀の政策が間違い続けてきたからだ。今、ようやく株が上がり始めたのは、この3月から、日銀がお金の量を増やしているからで、問題は、これを今後とも継続していけるかどうかだ。インフレ・ターゲット政策が一番望ましいのだが。」と強調。スノー財務長官は、「実に興味深い指摘だ。福井日銀総裁にあったら、山本先生の主張についても、コメントしてみたい。」と言っておられた。
 こうした懇談会にしては、活発な意見が飛び交い、スノー長官も大変満足した様子だった。その後、スノー長官から、以下のような礼状が送られてきたので、恐縮した次第である。

 

Dear Mr. Yamamoto

I greatly appreciated the opportunity to meet you at the breakfast hosted by Richard Christenson at his residence. The meeting provided a good opportunity for a far-ranging exchange of views on a wide range of subjects. I particularly noted your comments on monetary policy. I look forward to an early opportunity to resume our conversation. If you are ever in Washington, please let me know as I would be delighted to meet with you at Treasury. With best regards,

Sincerely,
John W. Snow

 

山本様

リチャード・クリステンソン氏主催の朝食会では、お目にかかれて光栄でした。多角的な意見交換ができ、大変有意義な機会でした。特に、貴殿の金融政策に関するコメントについては興味深く拝聴しました。 またの機会を楽しみにしております。ワシントンにお越しの節は、財務省にいらして頂ければ喜んでお会いしたいと存じます。

 

ジョン・スノー