政策レポート

麻生総理への提言(2008.9)

麻生総理への提言

米国証券会社、リーマン・ブラザーズ破綻を受け、世界の金融市場が混乱している。
ここで明確なメッセージを出すことが政治のトップリーダーとして要求されている。
以下のことを提唱されたら、いかがでしょうか。

 

1 日本では金融機関は絶対につぶさない!

公的資本の注入・日銀特融も辞さない。

 

2 日銀は早急に2006年3月以前のゼロ金利・量的緩和政策に戻るべきである。

この点で、リチャード・クー氏の財政支出拡大一本では景気回復は不可能。90年代の誤りを繰り返すだけ。金利が上がって円高になるから。変動相場制の下では、金融政策が一番の景気対策。

 

3 信用収縮によって、銀行の貸渋り、貸しはがしが進んでいる。

日銀の金融緩和とともに、金融庁に個別銀行の実態を調査させ、貸しはがし対策を強力に進める。

 

4 緊急経済対策の融資枠の拡大、保障枠の拡大などは、補正予算とは関係なしに実行出来るので、これを促進する。