政策レポート

恐慌を止めるには日銀がカギ!(2008.10.29)

恐慌を止めるには日銀がカギ!  

 米国発の金融危機が止まりません。毎日、株価下落のニュースばかりでユーウツになりますね。

 私は、今回の危機は第二の世界恐慌の始まりで極めて深刻な事態だと考えています。サブプライム・ローンを契機に資産の目減りが止まらないため、金融機関が債務超過に陥りつつあり猛烈な信用収縮が起こっているのです。つまり、誰も銀行の融資が受けられなくなっているのです。こうなると悪循環で、黒字の企業でも資金繰りがつかないと倒産に追い込まれるということになってしまいます。

 私達は、今こそ1930年代の世界大恐慌の教訓から学ばなければなりません。あの当時、米国でも日本でも財政緊縮路線は大失敗に終わりました。結局、大不況から脱出出来たのは、脱デフレを目指した思い切った金融緩和政策を打ってからでした。

 米国のバーナンキ連銀議長は、この時の「大恐慌の分析」で博士号を採った人ですから、デフレに陥らないために何でもやろうとしています。これに比べて我が日本銀行は何もしようとしません。直ちにゼロ金利、量的金融緩和政策に戻るべきです。変動相場制の下では財政拡大は円高で帳消しにされるので、日銀が動かなければ、いくら大きな補正予算を組んでも効果はないのです。日銀が景気回復のカギなのです。

法務委員長

衆議院議員 山本幸三